彼岸花とコスモス
夕焼けがだんだん赤くまぶしく美しい季節になってきました。いつも足湯からの写真を載せていますが、今回は鹿の湯から撮影しました。これから11月までは毎日すばらしい夕日を楽しむことができます。もちろん客室からも雄大な夕日をのぞめます。
きれいな虹が正面玄関にかかりました。2重にかかったのですが写真には映りませんでした。虹を見るとなにかいいことがありそうな気になります。虹の橋のたもとには不幸な人や動物たちがいるというアメリカの詩があるらしいのですが、私が小さい頃は宝物がいっぱいあると聞いたものです。宝物とは海賊の集めた黄金であろうと今でも思っています。金は今市場で高騰しています。今がチャンス。
玄関東側の外壁と窓の強化補修工事がはじまりました。約2週間の予定です。窓枠も入れ替え、ガラスは網入りの強化したものになります。新燃岳の空振によるガラス飛散もこれでほぼ防ぐことができます。工事期間中、事故やお客様にご迷惑がないよう、細心の注意を払って進めるつもりです。
彼岸花が咲き始めました。今年の夏は照りつけるような日差しの日より、雨が多くて涼しい日が多く停電の心配も消えてしまいました。そして次第に、どことなく冷たい秋の風になり、庭に彼岸花が咲き始めました。別名曼珠沙華。”天上の花”という意味があるそうですが、こればかりは鹿が食べないので毎年勢力範囲を増しています。
県立霧島自然ふれあいセンターの企画事業
約2ヶ月続いた写真展が終わりました。南日本新聞に紹介され、たくさんの方が鑑賞され、そして佐藤先生のすばらしい講演に感動しました。第2話は「原野に刻まれた遠い記憶」と題してエスキモー族とクリンギット族ハイダ族、そして日本のアイヌ族の深いところにある心のつながりの話でした。神々が宿る「自然」を敬い自然とともに生きようとする文化は欧米人と明らかに違うもので、私たちは自然の一部であり、自然を大切にすることは自分の心を大切にする事だと講演されました。
以前から何回も話には聞いていましたが、こんな近くにこんなすばらしい人がいて、こんなすばらしい森があったとは驚きで、そして夢のようなお話と森の中の時間でした。上床牧場主の竹中さんは40年間このすばらしい環境で乳牛を飼育していらして、その経験と探求心で培われたいろいろな自然の話がたいへんおもしろく楽しいものでした。それから案内いただいた森は、まさに奇跡としか表現できない巨木の自然林でただただ圧倒されました。奥様が調理されたパスタも、それから新鮮牛乳もアイスクリームも絶品でした。ここはすすめです。しかし、これから永久に地球の遺産としてしっかり保護しなければならない場所です。
霧島国際音楽祭の期間中、受講生たちのコンサートがいろいろな所で開かれています。今日はダンタイソン先生のクラスのピアノコンサートがありました。シンフォニーコテージの20帖くらいの狭い会場に2台のピアノが並び、12名のうら若いピアニストが先生のすぐそばで演奏するコンサートでしたが、どのピアニストもすばらしい超絶技巧のまるで一流アーティストの競演会でした。最後のLuu Hong Quangさんの連弾による演奏はたいへん力の入った感動的な熱演で拍手もひときわ大きく鳴り響きました。こんな狭いところでこんな少人数で・・・もったいない・・というのが私の感想です。
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