十四番目の月、枯れかけの紳士、悪くなりかけの牛肉、壊れかけのRadioなどなど、世の中には何かになりかけているという途中過程に趣があったりする、とか。
一日の終わり、太陽が西の空に沈んでから完全な闇になるまでの「暗くなりかけの時間」を、
映画用語などで『マジックアワー』というらしい。
(と、脚本家の三谷幸喜さんが言っていた)
ほんの数十分間かそこら、まだぼんやりと光明が残っているこの時間に撮影すると、
とても美しい映像が撮れることからそう言われているそうだ。
徐々に寒くなってくる霧島の空も、この時間が特に美しいと私は思う。
魔法ってあるんだなと思う現実の風景、空に透明なみずたまりがあるようだ。
もう飛び込んでしまいたいと、うずうずするのだ。
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